約 79,579 件
https://w.atwiki.jp/tpbattleroyale/pages/164.html
, 【2ーC リートルード時計塔:機械室】 「……美弥子。美弥子も、ここにいたんだ」 こんな場所で会わなければどんなに良かったか、苦笑いの恭也。 「言ったでしょ、いつも一緒にいるって」 頬を染め寄り添う美弥子。鏡を介さなくとも話せる事だけは、これを仕組んだ人間に感謝している。 「首輪、どうしたんだよ?無いみたいだけど……」 何でもないように笑って見せてもどこか影を隠せない、そっと首筋を撫でる手からも伝わる気持ちに美弥子は答える。 「大丈夫。あいつが言ってた殺し合いなんて、恭也はしなくていい。私は、優しい恭也が好き」 より強く力を込めて恭也の腕を抱き締める美弥子。それはまるで恋人が遠くへ行ってしまう事を恐れているような素振りだった。 「……当たり前だろ?俺が殺すのはあいつらみたいな奴だけだよ」 笑い会う二人、交差する視線。そしてだんだんと唇が近付いて…… ……と、さすがに僕も腹が立ってきた。止めよう。 「もうっ、二人ともそんなことしてる場合じゃないでしょっ!?」 そうだ、僕らは今町の外にいた殺人人形(僕のバッグに入ってた刀の説明書きによると『日和号』という人を斬り倒す物騒な機能とは全然噛み合わない名前があるらしい)に追いたてられて時計塔の中に閉じ込められている最中。 僕も恭也…………だと恭介と被るか。……須田くんが偶然僕を見つけて突き飛ばしてくれなければ、確実に死んでいただろう。今も歯車に混じってあの馬の蹄みたいな音は聞こえてくる。何故か中には入って来ないけど、でもイチャイチャしてる余裕はないのは確かだ。 「恭也が助けなきゃ、死ぬとこだったくせに」 「う……それはそうだけど。というか須田くん怪我は?」 「あ、いや!えっとぉ…………それは、大丈夫……頑丈なんで」 何をそんなに焦ってるんだろう? というか美弥子さんはいつからいたんだろう?風景から浮かび上がるように出てきたように見えたけど………… いや、よく見えなかったけどきっと時計塔に入った時合流したに違いない。そんなことは後でいい。今はここから出てみんなを探しに行く方法を考えなくては。 頭に手を当ててよく考えるんだ! 「正面から出るのは……ダメだ、危険すぎる。じゃあ何かで陽動して……」 「ここから出るのってそんなに難しいか?」 「いや、そうでもないよ。ただあいつ、よく解らない見え方だし。それで迷ってるんじゃないかな?」 「ふん、じゃあぐずなだけか」 ムッ、失礼な。少しの自己紹介と一緒に逃げただけで見方がおかしいだとか出来が悪いなんて事解るもんか。関わりのある人達が殺し合いに巻き込まれてるっていうのに冷静でいられる君らの方が理解できないよっ! 「この非常時に何のんきにやってるのさ!須田くんも知り合いが来てるんじゃないの!?」 「…………いない、と思う」 「私はまだ見てないぞ」 「いや嘘でしょ流石に。あり得ないよ」 どうやったかは知らない。けど70人もの人間を誘拐して何処かの無人島に放り込むなんて、仮にあのバレンタインという人が何処かの国の王様だとしても事前に計画してないと不可能だ。 だから多分これを仕組んだ犯人グループはターゲットを絞って行動してる。犯人の側に立って考えるなら、例えば同じ地域に住んでいるとか、家族友人の関係でよく会ってるだとか、そういう監視しやすい対象を選ぶはずなんだから。 「覚えてないだけかもしんないけど、多分居ない。俺のいった村の誰かが来てたら、美耶子が知ってる筈だし」 「えっじゃあ………………」 もしかするといつかみたいに恭介が裏で糸を引いているかもしれない──────── さっき野原で寝そべって現実味の無い今の状況を考えながら、僕が真っ先に切り捨てた考えだった。いくらなんでも『殺し合い』なんて物騒な事は恭介だってしないだろうと。とはいえもし、僕ら『リトルバスターズ』以外が全員ランダムに選ばれてるとしたら話が違う…………。 『恭也』を『須田くん』と呼び直したのは、恭介が……『棗恭介』の名前を名簿に見つけたからだ。恭介と合流したら今度こそ肩を並べてこの厄介事を片付ける時、名前の読み方が似てたら困ると思ったから。 でも、逆に恭介と戦わなきゃならない場合もあるのか……。首輪も、死んだ二人も今回のこの一件は全部夢みたいなもので、あの中世貴族みたいな人と恭介が作った『世界』なのかもしれないんだ。 本当にそうなら僕が説得しなきゃ、まだ仮定の話だけど。説得に応じなければどうしよう?筋肉バカの真人を相手にした時のようにちょっと懲らしめるか。 いや、相手はあの恭介だ。中途半端な作戦じゃすぐ見破られる。それこそ殺す気でかからないと引っ掛かってくれないだろう。 恭介を、殺す…………?僕が? いったい何を考えてるんだ僕はっ!よろめきながらゆっくりと意識を落ち着ける。克服したはずの、できれば思い出したくなかった感覚が僕を襲ったからだ。 ナルコレプシー《眠り病》 両親を喪った時に発病して、恭介を助けるために乗り越えた病気。今更なんで……酷い目眩が…………………… ……ダメだっ!こんなところで寝てる訳にはいかない! さっきまで美耶子さんと、なにやら痴話喧嘩してた須田くんが声を掛けてくれる頃には少し落ち着いた。 「大丈夫、大丈夫だから……」 「そっか、ならいんだけど。あ、そだ、もしかして他人の視界が覗けたりとかしたこと無い?」 いきなり何を言うんだろうこの人は……さっきまで『世界』がどうとか推察してた僕が言うのもなんだけど、当然そんなのは幻想とかおとぎ話じゃないんだから無い。やたらと壮大な力を持った兄妹は知ってるけど、それでも僕自身はただ少しだけ騒がしい毎日をおくる一般的な男子高校生をやってるんだ。 今なら大鷲ぐらい倒せちゃうけど、それでも普通だ。 「やっぱ、使えないんだ。えと、じゃあさ、俺の後に着いてきてよ」 話が噛み合ってない。外にあいつがいて出れないから困ってたのに着いて来いっていうのもそうだけど、まるで使えるのが普通みたいな態度だ。 ん?まてよ?そう言えばさっきも…… 疑問を声に出そうと思ったけどやめた。須田くんが、酷く人間味の褪めた目をしてることに気づいてしまったから。 「そろそろ行こうか。こっちも1人、会わなきゃいけないのがいたからさ」 【終了条件:「リートルード」から「C-1駅方面」への脱出】 【2-C・リートルード時計塔:機械室/1日目/深夜】 【直枝理樹@リトルバスターズ!】 [状態] 健康、精神疲労(小) [装備] 無し [道具] ランダム支給品(1~3)、基本支給品一式、刀の在りかを書いた紙(2-C・リートルード、微刀『釵(日和号)』)  [思考・状況]基本行動方針:『リトルバスターズ』の仲間達と合流してこの誘拐事件を終わらせる。 1:もしかして須田くんも何か不思議な力が…………? 2:恭介はどう考えてるのかが気になる。敵になる状況は考えたくない。 3:他のみんなも心配。 4:ところで美耶子さんは何処へ行ったんだろう? 【須田恭也/神代美耶子@SIREN】 [状態] 赤い水、神代の血、強い決意 [装備] 無し [道具] ランダム支給品(1~3)、基本支給品一式、刀の在りかを書いた紙(4-E・不明、不明) [思考・状況]基本行動方針:八尾比沙子の完全抹殺、この世界と化物を終わらせる。 1:またあいつらみたいな化け物を呼び出す前に、ブッ殺してやる! 2:とにかく町を離れないと、美耶子なら居場所が判るかも。 3:………またいなくなってるけど。 ※周囲の警戒のため名簿を見ていませんでしたが、途中から美耶子も名簿を把握しました。 ※神代美耶子は霊体へ戻りました。 ※直枝理樹、須田恭也両名とも本編終了後からの参戦です。 ※リートルード内を日和号@刀語が徘徊しています。 どの範囲を徘徊しているのかは次の書き手に託します。 正式名称:完成形変体刀・微刀『釵』(かんざし)\日和号 形状:四季崎記紀が生前もっとも愛した女性を模したからくり人形である。四本の腕と四本の脚を持ち、首が百八十度回転し 口にあたる部位からは槍のような長さの長刀を突き出す。年齢不詳。身長六尺八寸。体重十七貫三斤。 効果:「人間らしさ」に主眼が置かれている。 否定姫は「武器でありながら人である、恋する殺人人形とも言える刀」と称した。 人形殺法と呼ばれた同時に装備状の武器を自在に操り「竜巻」、「旋風」、「春一番」、「突風」、「嵐」、「綱嵐」 「台風」、「カマイタチ」、「微風刀風(最後に登場)」などあらゆる技と高速移動を繰り出し敵を追い詰め切り刻む。 変体刀には限定奥義という『その刀でしかなし得ない奥義』がある。『釵』は「微風刀風(びふうとうふう)」 人形殺法の奥義で、人形殺法の最後に登場する大技。逆立ちの状態になって4本の足を高速回転させ、手のばねで 一気に飛び上がり、そのまま落下して敵を切り刻む。 備考:江戸の不要湖はこの日和号1台で壱級災害指定地域に指定されている。 数百年にわたって徘徊し、射程距離に入った人間を無差別に攻撃する。このため不要湖にはうかつに人間は近づけない。 不要湖に捨てられたがらくたの化身などと言われ、がらくた王女とも呼ばれている。否定姫は徘徊の理由を 『不要湖のどこかにある四季崎記紀の工房を守り続けているのだろう』と推測していた。 最後は鑢七花との持久戦による戦いで燃料切れと共に動力が止まり敗北となる。また回収した後もう一度 持ち主の命令に従うようにプログラムされ直した状態で鑢七花と闘うことになるが彼曰く 「使い手が弱すぎて話にならねぇ」 「微刀」は「美刀」とかけている。自らの愛した女性を象っていることから、四季崎記紀の人間らしさが 唯一かいま見える刀とされる。 back 目次へ next ミカウの歴史 時系列順・目次 I m all right, Jack. I m all right, Jack. 投下順・目次 魔導仮面侍VS仮面機械獣 back キャラ追跡表 next ― 須田恭也 [[]] ― 直枝理樹 [[]]
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1640.html
人物紹介 黄昏よりの使者+α編 警告 この頁は物語の終盤に出てきた要素を、主に扱っています。 その為、所謂“ネタバレ”が含まれている恐れがあります。 【神姫オーナー】[追っかけ:向坂 光] 【武装神姫】[五女:エルナ] [二十一人目:アールヴ] 【その他MMS(オリジナル)】[残党:ロキ] 【その他MMS?(分類不能)】[縛鎖:ナイトメア] 【その他】[支援兵器:アルファル] [支援兵器:プルマージュ] 【神姫オーナー】 [追っかけ:向坂 光] 氏名:向坂 光(こうさか ひかる) 通称:じゃじゃ馬 年齢:17歳 性別:女性 CV:折笠 富美子 国籍:日本人 誕生:XXXX年03月21日 職業:学生 趣味:神姫の改造、渋谷の散策 特技:精密作業、メール打ち 食事:好きな食べ物:不明 嫌いな食べ物:不明 住所:不祥(東京都下?) 特徴:亜麻色の艶やかな髪を、肩胛骨辺りまで伸ばした娘。 当代の女学生であり、ファッションもそれに準ずる。 槇野晶のファンだという、神姫オーナー。ファッションセンスと 武装性能で、晶を目標として神姫バトルを戦っている快活な娘。 性格は“じゃじゃ馬”であり、神姫のアールヴとは何かと口論が 絶えない……と言っても、周りが見ればそれは痴話喧嘩である。 エルナとの対戦を経て、彼女もまた晶への尊敬を深めたらしい。 いずれ、エルナの宿敵として再び立ち塞がる日が来る……かも? 【武装神姫】 [五女:エルナ] 名称:MMS-FRJ-011-LUV version.1,79h[Erna(エルナ)] 通称:紫風の尖姫(アメティスト・ヴァルキュリア) 素体:独自型MMS・フレイヤ(規約内に収まる用、改造済) 年齢:再起動後数日/起動後数年(外見は少し幼めである) 性別:女性 CV:後藤 邑子 色彩:紫・銀・白・菫色を中心とする 国籍:武装神姫(登録地:日本・東京秋葉原神姫センター) 階級:秋葉原神姫センターサードリーグ(順位不明) 職業:槇野晶の武装神姫、名刺上は「工房アシスタント」 趣味:歌と踊り(北欧の民族舞踏系?)、模擬戦・訓練・修行 特技:短距離走等スピードを用いる動作、歌と踊り(同上) 食事:好きな食べ物:甘味各種、B級フード(焼きそば等) 嫌いな食べ物:炭酸飲料、“臭い缶詰”(トラウマ) 特徴:物凄く長い、菫色のストレートヘアを項で束ねる。 気分や装備では、解いたりツインテールにもする。 素体の塗装は、肌色と白・銀・紫をベースに変更。 カメラアイは琥珀色のドールアイ改造品へと置換。 両耳に紫水晶のピアス、胸には水晶のペンダント。 元は犯罪結社“ラグナロク”が開発した破壊工作兵器の試作品。 流浪の末に晶と“姉”達の元へ辿り着いたが、“悪夢”の呪いと 長旅や凶行による素体への酷使によって、超AI諸共ボロボロに なってしまった為に、神姫として改造・修復の処置を受けた姿。 性格は素直でなく激昂しやすいが、その実は真面目で大人しい。 しかしながら世間一般に疎い所為か、ドジを踏む事もしばしば。 晶を「マイスター」と呼び、“五女”として晶と三姉妹を慕う。 それは決してベタベタ甘えるという意味ではない物の、信じるに 足る“御姉様”という、精神的支柱の証となっている。その反面 他の人間はなかなか信用せずに、棘のある態度で接する。神姫に 対しては素直にこそなれない物の、姿勢は相当マイルドである。 それはこれまでの経験により、人間を信じる事に畏れがある為。 装備の換装で軽量級・重量級両クラスへの参戦を可能とする為、 徒手空拳での神姫同士による格闘にも耐えうる程の強度を誇る、 レアメタル・特殊高剛性フレームへの素体置換が行われている。 以前は更に強靱なフレームを用いていたが、デチューンされた。 他にもジェネレータ等、全てがギリギリまで性能を抑えてあるが 今なお、心・技・体・速度……四要素のバランスはかなり良い。 通常時には[hmOCU_ALXXX “Electro Lolita”]の先行試作品を、 真っ赤になりながらも着用している。 (XXXに入る型番は、不定) 一方でバトルの際は、高潔ながらも一切容赦しない姿を見せる。 己の技量と存在を活かす“戦闘”が、彼女はお気に入りなのだ。 “食事機能”でのエネルギー補完が修理の際に実装されており、 変換効率に於いてアルマと並ぶ“エネルギー重視型”を用いる。 [二十一人目:アールヴ] 名称:“光霊姫”アールヴ 素体:独自型MMS・アールヴ(オリジナル素体) 年齢:不明 性別:女性 CV:国府田 マリ子 国籍:武装神姫(登録地:日本・東京) 職業:不明 趣味:賭け試合(チップは、互いの武器) 食事:なし(食事機能未実装) 武装:可変斧“セブンスムーン”/闇機竜ドヴェルグ 装備:フィオラ、独自の追加装甲 特徴:可変武装を活用した、領域を選ばない戦い方を旨とする エルナの重量級ランク初陣にして、軽量級(通常)ランクでの、 セカンド昇進試合の相手を努めた神姫。マスターの向坂光とは 性格がそっくりであり、互いのじゃじゃ馬振りはある種有名。 群を抜いたタフネスとパワー……更に不屈の精神で、エルナを 窮地に追い込む。しかし、戦いへの態度がエルナの冷たい心に 火を付けてしまい、結果圧倒的に追い詰められ敗北を喫する。 しかし、彼女がそれを恨む事はなかった。むしろ諭してくれた エルナに対して、ある種の敬愛すら持っているかの様である。 それはマスターの光が晶に抱いている、尊敬の心と似ていた。 【その他MMS(オリジナル)】 [残党:ロキ] 名称:MMS-HPS-000-TOD version.1,30a[Loki(ロキ)] 通称:“戦略級殲滅型MMS(ハザード・プリンセス)零号機” 素体:独自型MMS・フレイヤ(超剛性希少金属製フレーム) 年齢:起動後数年(但し、外見から推し量る事は出来ない) 性別:女性 CV:後藤 邑子 色彩:白・銀・灰色・黒を中心とする 国籍:破壊工作兵器(製作地:北欧) 階級:なし(登場時点では、武装神姫ではない) 職業:無職(以前はテロリスト、但し無自覚) 趣味:なし(以前は、創造主との歓談が趣味) 特技:暗殺(対人・対機械を問わず)、情報処理 食事:なし(食事機能未実装) 特徴:その頭を、フルフェイスのヘルメットで覆った娘。 素体の塗装は、肌色と灰・銀・白・と黒がベース。 但し、殻の素肌を露出させている部分は殆ど無い。 両手・両脚が武装に置換されており、胸にも武装を 搭載。背部にはバックパックが直付けされている。 北欧の犯罪結社“ラグナロク”が販路開拓の為に開発していた、 テロリズム用独自MMSのプロトタイプ・零号機。神姫の試作機を その設計ベースとしており、“妹”達同様に感情を備えている。 しかし、人間という存在やそれに与する機械全てを恨んでおり、 滅びてでも“復讐”を成し遂げようという執念に囚われている。 故にヒステリック且つ短絡的・自虐的で、物事は疑って掛かる。 その躯は徹底して、社会を破壊する“テロ”の為に調整された。 爆破工作を得意としており、列車爆破を行った際には持ち込んだ TNT火薬と自前の“プラズマ・ボマー”で、破壊を遂行する。 【その他MMS?(分類不能)】 [縛鎖:ナイトメア] 名称:XXX-XXX-XXX-XXX[Nightmare(ナイトメア)] 通称:“悪夢” 素体:不明 年齢:起動後数時間(精神年齢は不明) 性別:不明 CV:なし(合成音声・女性形) 色彩:黒・紅を中心とする 国籍:なし(発生地は不明) 階級:なし(武装神姫ではない) 職業:なし(データの塊である) 趣味:なし(自我を持たない?) 特技:なし(情報操作が得意?) 食事:なし(食事機能未実装) 特徴:鬼とも騎士ともつかない、漆黒・単眼の虚構存在。 素体は一般的な武装神姫よりも、相当大柄である。 両腕は躯に不釣り合いな大きさの、クローアーム。 元々は、ロキの体内に潜伏していた情報機器用ワームウィルス。 テロ支援用破壊兵器として作られた時に仕込まれた“罠”だが、 本来は純粋にパソコン等のデータを破壊するだけの代物だった。 それがロキの歪んだ“憎悪”により徐々に変質していった結果、 神姫の超AIさえ侵蝕する様な、複合情報破壊システムとなる。 完全な“バグ”であり、ロキ自身でさえも存在を知らなかった。 ウィルスとして持つ情報破壊能力を、ヴァーチャルフィールドに 於いて純粋な破壊力へ転換した“悪夢”は、最凶最悪の敵として 幸福を掴みかけた“五姉妹”に、最大の試練を与える事となる。 【その他】 [支援兵器:アルファル] 名称:elVTA_AL778 [Alfar II(アルファル2)] 通称:[Sharnone(シャノン)] 年齢:数週間 性別:女性? CV:合成音声(Donna Burke 他) 色彩:モノトーンとクロームが基調、状態により変色する 国籍:ぷちマスィーンズ(登録地:日本・東京秋葉原神姫センター) 職業:槇野晶の武装神姫・エルナに仕える“騎士” 趣味:なし 特技:神姫のサポート(戦闘・お手伝い等多岐に渡る) 食事:なし(食事機能未実装) 特徴:多種多様な変形機能を見せ、主に忠実である。 晶がエルナの為に新規開発した、ぷちマスィーンズを土台とした 戦術支援システム。基本的には従来型の“アルファル”と同様の 機体であるが、その容姿や戦闘能力は随分と異なった物である。 なおその名は、やはりケルト神話の登場人物から取られている。 [支援兵器:プルマージュ] 名称:elVDV_AL778 [Plumage II(プルマージュ2)] 通称:[Tiarmarl(ティアマル)] 年齢:数週間 性別:女性? CV:合成音声(Joanna Day 他) 色彩:白とクロームに、主たるエルナのカラー・紫が基調 国籍:ぷちマスィーンズ(登録地:日本・東京秋葉原神姫センター) 職業:槇野晶の武装神姫達に付き従う“竜” 趣味:なし 特技:神姫のサポート(主に戦闘と室内の移動) 食事:なし(食事機能未実装) 特徴:莫大な出力を持ち、八体に分離・変形する。 晶がエルナに与えた、重量級ランク用の高速機動戦闘システム。 “獣の王”という機体コンセプトを、より押し進めた龍である。 獰猛だった彼女を、エルナが力ずくで手懐けたという噂も……? なお名前の由来は、バビロニア神話の竜であるティアマトー神。 メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/twistedfox/pages/175.html
Session09:『君と、黄昏が来る前に』 アフタープレイ ただの兄弟痴話喧嘩でした。 諸々 ダメージの消去―――HP・MP全快 装備の消去―――なし 装備の回復―――特技装備のみ コネクションの消去―――任意 コネクションの記入―――好きなものをキャラクターシートに記入。NPC(ヘイムダル、ロキ、シェルリィ、メリオ)に関しては自由に。 レコードシートの記入―――次回書いてきてくれればサインします 報酬なんてないよ。 経験値の配布 セッションに最後まで参加した 全員に1点 クエストを達成した OP後に配ったクエストは全員達成とします。ひとつにつき10点。 ライフパスのクエストはGMが把握してないので、以下コメントで達成申告があったキャラクターは10点 【狩り】狩ったッ! 第三部完ッ! -- Hor. (2012-01-29 07 39 49) 【世界征服】 してない! -- t-jun (2012-01-29 11 34 21) 【警告】光の柱を言ったくらいかな? -- T.O (2012-01-29 21 54 29) 【組織の利益】それはもう我が軍のために。勝利を追い求めることがまた、スクルドの立場で姉妹たちへの情を表す精一杯の行動なのです。 -- yshzw (2012-02-01 02 08 25) 名前 コメント 倒した敵のレベル合計÷PC人数 (lv100+lv30x2) / 4 = 40点 登場したシーン数 各々(シーン数÷3)点 多分みんな3点。 良いロールプレイをした GM/PL(自薦含)から3件以上のコメントが入ったPCに1点 リーグル 兄想いの熱い弟だった。人世への渡りを感じさせたのも良かったなあ。 -- Hor. (2012-01-29 07 41 47) ヘイムダルとの関係性以外にもう一個個性をたせればよかったなーとか。 -- t-jun (2012-01-29 12 17 11) ヘイムダルへの語りかけは設定にも絡ませてて非常に良かった!うまいな~ -- T.O (2012-01-29 21 54 55) 設定を生かした、ヘイムダルへとの会話や振る舞いはさすが。 -- yshzw (2012-01-31 12 43 51) 名前 コメント スクルド どうしてああなるんだという風情の軍人ヴァルキリー。指揮の出しっぷりが格好よかったですな。 -- Hor. (2012-01-29 07 42 28) まさかあのスクルドちゃんがねぇ……。ロキに好かれるのもわかる生真面目軍人であった。 -- t-jun (2012-01-29 11 49 42) えへへ、スーちゃん。姉妹達が憧れるのも分かります。真面目で格好良い! -- T.O (2012-01-29 21 55 08) 名前 コメント シルフェ 戦時の緊張感を丸くしてくれる朗らか猫であった。そりゃウルも可愛がるわ。 -- Hor. (2012-01-29 07 43 13) ネコの可愛さとイヌの美点を併せ持つかのような可愛いリンクス。あんな子に懐かれたら誰でもふやけるわ。 -- t-jun (2012-01-29 12 03 05) かわいかった。パーティの和み担当だったと言えよう。 -- yshzw (2012-01-31 12 44 36) 名前 コメント シャゼル・ウェズナー 俺理知⑨だからうまく言えないけどお前かっこいいよ! メリオの友人にしておくのはもったいない。 -- t-jun (2012-01-29 12 13 52) 理知⑨ネタもだけど、アスガルドに来ても戸惑わず、真直ぐに自分を貫いてる感が良かった! -- T.O (2012-01-29 21 55 23) 意図して脳筋をやるのはなかなかできることではないぞ。神話時代に放り出されてもブレないところが良いね。 -- yshzw (2012-01-31 12 45 56) 名前 コメント 他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った 他PLからの他薦で2票以上で1点 リーグル シャゼルに絡みに来てくれたので良い感じの未来人ロールが出来申した~。 -- Hor. (2012-01-29 07 43 54) オーディンは消せない!戦略面はお任せしてました。 -- T.O (2012-01-29 21 55 41) 何気にパーティ内での情報共有に気を回していた感がある。 -- yshzw (2012-01-31 12 49 35) 名前 コメント スクルド すごい だめーじ でぃーらー だ。相手のヘイムダルの切らせっぷりが凄かったですな。 -- Hor. (2012-01-29 07 44 49) ずっとスクルドのターン!(フレイヤ あれがなければ戦闘が何ラウンドかかったかわからん。 -- t-jun (2012-01-29 12 22 45) シェルリィと合わせて神の軍の息抜き役として絡ませていただきました。 -- T.O (2012-01-29 21 56 04) 名前 コメント シルフェ 最初のシャゼルの見せ場に付き合ってくれてありがとう! 魔法職なのに! -- Hor. (2012-01-29 07 45 35) パーティーのムードメーカーとして仲を見事に取り持ってくれたと思う。 -- t-jun (2012-01-29 12 24 16) 進んで場に登場して絡みに来てくれたのでこちらのキャラのロールもしやすくなったよ。 -- yshzw (2012-01-31 12 47 46) 名前 コメント シャゼル・ウェズナー 絡みに行かせて頂いた! とても誠実なリターナーであった。会ったばかりの神をそんなにも思いやれるとは。 -- t-jun (2012-01-29 12 44 10) リンクスの好奇心の対象として色々絡めて楽しかったさ! -- T.O (2012-01-29 21 56 28) スクルドの言に合わせてくれた感 -- yshzw (2012-01-31 12 48 52) 名前 コメント セッションの進行を助けた GMより リーグル 設定付けの時点で1点あげて良いんじゃねえかなあ。ヘムに対するロールや、情報共有に動いていたムーブに。 -- Campari (2012-02-01 17 43 16) 名前 コメント スクルド 前回登場時と打って変わって生真面目なロールについロキロールに精が出てしまった☆ -- Campari (2012-02-01 17 44 10) 名前 コメント シルフェ ウルが文字通りの猫可愛がりをしてしまう程度には愛らしい猫。HO的には誘導薄かったけど、頑張ってくれたね。 -- Campari (2012-02-01 17 45 20) 名前 コメント シャゼル・ウェズナー 期待通りのたいむとらべらー枠。頼りになるハンターだっぜ。あとサクセション:トールが地味嬉しい。 -- Campari (2012-02-01 17 46 16) 名前 コメント 場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った GMに1点。 集計結果 リーグル スクルド シルフェ シャゼル・ウェズナー シナリオ概要 今回の話の主軸はヘイムダル。 永くビフロストからヴァン神族やティターン神族の侵攻を見張り続けてきた彼。 未来視の力も持つ彼は、「確定している神代の終わり」を既に知っているが故、その心を摩耗させていた。 彼以外の神は、その未来を知らず。その繁栄を信じ続けている。 神は傲慢で、絶対だ。 誰も信じやしないその事実を、臆病なヘイムダルに言えるわけがなかった。 その心の闇を突いたのがロキである。 「僕はその未来を知っている」 「君が抱えるその秘密辛いよね、わかるよ」 「楽になってしまえばいいのに」 「だって最後は終わるんだろう? ならどんな終わりでも一緒だよ」 誰にも言えない悩みを抱えるヘイムダルに甘く囁くロキ。なんだBLかこれ。 ヘイムダルは声に、次第に澱を積もらせていく。 その澱から生まれたのが、ファブニルである。 ヘイムダルの悩みは自身が抱える苦悩から、双子であるリーグルへの嫉妬、羨望へと移り変わりつつあった。 強欲なる竜、ファブニルはその邪心の象徴。 邪竜はリーグルへの妬み、ひいてはアース神族への怒り、悲しみとなってアスガルドへと襲いかかった。 さて、ところ変わって現代。 メリ夫とシャズが現代、クォ・ヴァディス山脈の坑道で戦ったのもこのファブニルである。 このファブニルは“神々の戦いの際に倒すことが出来なかったファブニルが封印されていたもの”である。 坑道は何らかの理由により、そう言ったリーフワールドと“重ね合わせの状態”にあったのだ。 ※この理由に関しては本編では語られていない。多分ロキのせい。 そのファブニル´に呑みこまれたシャズは、何の因果か、何の悪戯か、何の冗談か、神代にタイムスリップすることになったのだ。 しかし、このシャズの時空転移はファブニルを倒すに当たって大事な要因であった。 モンスターハントの腕前に合わせ、竜殺しの銘を持つグラム=メリ夫との縁。 それが悪竜を倒す英雄の前提条件として必要なものだとシェルリィは言う。 ここに完璧なまでな要因が揃った理由は、偶然か。シャズが何故神代へと迷い込むことになったのか、これもまた結局本編では語られてはいない。 ※多分ロキのせい。 その後は簡単なお話。 英雄と女神が竜を倒す。 それだけのこと。 そこに至るまでに、ロキが余計なことをちくちくとスクルドに対してふっかけていたのは些細なことである。 「この戦争を終わらせる簡単なやり方がある」 「それは僕も、ヘイムダルも、そして我らが“父”も知っている」 「“父”はこの戦に対して何も言わない。本当は、彼なら全てを終わらせることができるのに」 「どうして? ああ、ねえ、どうしてだろうねえ!」 「おっと、僕が口出しできるのはここまでだ。だって、彼から余計な事をするなと厳命されているのだから!」 「ははは!」 NPC ヘイムダル 心を摩耗させてはいたものの、半身であるリーグルの言葉に希望を持つ。 そもそも本当は絶望なんてしていなかったという説もある。 彼は、自分の、半身の未来さえ見通している。 しかし、神代が終わった、人の時代。彼の眼はそこまでは届かない。 未知。それこそが彼の希望であり、未来である。 だからヘイムダルは、人を守護したいと心から思う。 しぇるりぃ 野心家で、勤勉で、しかしちょっと抜けたところもある愛らしい彼女。 やがて指揮官として頭角を現し、ラグナロクが始まっても一役を担うことになる。 マジ可愛い。 ロキ まだ語るべき時ではない。 ご意見ご感想ごイチャモンその他はこちら オーディンがオーディンで打ち消せないって思ったより強かった。 -- t-jun (2012-01-29 12 21 38) メモ:このセッションから得られた情報によると、過去アルヴィトは内気で妄想系の女の子 -- t-jun (2012-01-29 23 27 06) GMに良いロールプレイをしたを上げよう。ロキUZEEEE! -- yshzw (2012-01-31 12 50 39) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1307.html
前回← →続き 「よぉ、照。それに須賀くんだったか」 淡との待ち合わせ場所に向かった先にいた人を見て思ったのはやはり、という感想だった。 「どうも弘世先輩」 青みかかった長い髪を靡かせ、俺達を睥睨するように見ているこの人は弘世菫。 白糸台高校麻雀部部長だ。駅前の広場に休日だというのに制服を着込み、逃げようとしている淡を片手で捕獲していた。 「すーみーれー。人のデートの邪魔しないでよ!」 「弘世先輩だろう淡。というか、何がデートだ馬鹿。今日は部活の練習日だろ」 弘世先輩は俺達が来たから淡が逃げる心配はないと察したのか、淡から手を離し、堪えきれない頭痛を抑えるように額に手を当てた。 「インターハイは今月で、名門白糸台の代表は私たちだぞ! 代表のお前がそのザマで出られなかった者たちに申し訳ないと思わないのか!」 「別に? 弱いのが悪いだけじゃんそれを私のせいにされてもねぇ」 「くッ。なんでこんな奴が……」 小声とはいえ、しっかりと俺達に聞こえる弘世先輩の愚痴。 挑戦的な淡は気にもせず、それでも部長としての責務を果たそうとする弘世先輩は眉を歪め、怒りを含みつつも迷うように淡を見る。 しかし一旦諦めたのか、照さんへと視線を外す。 俺は文字通り部外者の為、口を出さずに突っ立っていた。何も問題が起こらずに淡と照さんが部活に行けばいいのに、程度には考えていたが。 無関心というのとはまた違う。二人と出かけることはそれなりに楽しみにしていたが、そのせいで誰かに迷惑をかけるのはよくない。 しかし、本当に二人を好きならここで二人を連れて出かけるのだろうか……。 それともここで周囲のことを考えてしまう俺は二人のことをそこまで好きではないのだろうか。 (わっかんねぇな。人を好きになるのってそんな理屈っぽいもんだったけかな) もっと理屈とは別の何かがあったはずなのにこちらに来てから感覚が麻痺しているのか思い出せなくなっている。 「照。お前もお前だ。エースのお前が練習に出ないで――」 「京ちゃん。そこの喫茶店に行こう。絶品スペシャルチーズケーキだって」 「照ッ!」 無視、というよりも視界に入ってなかったのか。照さんは弘世先輩を見つけると驚いたように目を開いた。 「菫? なんでここにいるの?」 「ッ~~~~~~」 弘世先輩の目が見開かれる。そうして何か口走ろうとしたのか声にならない声を出したところで俺は照さんより一歩だけ前に出た。 驚く先輩に対して両手を広げ、まぁまぁと落ち着かせながら俺が言うべき言葉は果たして何か、と一瞬だけ考え。 周囲を見て言葉は決まる。 「弘世先輩。とりあえず移動しましょう。目立ってますよ」 傍目にも見目麗しい照先輩や淡もそうだが、制服の先輩が一番目立っていた。男の俺もいることからか、すわ痴話喧嘩かと駅前の人々がざわめいている。 マスコミに嗅ぎ付けられれば強豪白糸台のインハイチャンプに彼氏発覚。 先輩後輩部長を交えたドロドロの恋愛模様か?!という記事すら作れそうな有様に弘世先輩の顔が一瞬で青くなる。 この有様だとOBに相当なプレッシャーを掛けられてるんだろう。それとも教師からか。 歴史と名門の強豪というからには両方かもしれなかった。 「そ、そうだな。淡、照、着いてこい。まずはお前たちの家に行って制服に着替えよう。流石に私服で部活はまずい」 「え~。これから映画見に行くんだよ私」 「チーズケーキ……」 促しても動かない二人。弘世先輩の表情に怒りに似た感情が走る。 将来性が期待でき、現時点でもトップクラスに強いものの扱いが難しい一年生。エースであり学校の看板であるものの何を考えているかわからない同級生。 年上とはいえ、プレッシャーのかかる部長職をつとめる彼女の心労は察して余りあった。 (とはいえ……) ここでフォローするにも覚悟がいる。 二人は常識では動かない。情理でも動かないだろう。利益。それも今回のこのデート以上のものがないといけない。 言葉を掛けても無駄だろうし、淡に至っては最悪、俺に対する興味を失う可能性すらあった。 (それはそれで好都合ではあるけどな) だが嫌われるのはそれはそれで辛い。いや、興味を失われるのが苦痛なのだろうか。 肝心要の関係は拒否している癖に臆病な自分に嫌気が差す。だが、こればかりはどうしようもない。嫌われることを望む人間はいない。 しかしこのままでは弘世先輩が頭痛だか胃痛だかでインターハイ前に倒れる可能性があるだろう。 何か言える立場にあるのに、そこで何もしないのは良心が痛んだ。 だから、というわけではないが頬を膨らませ、私怒ってるよ、と主張する淡に言う。 「淡。練習があるんじゃ映画は中止だ。すまないけど諦めてくれ」 「えー。すっごく楽しみにしてたんだよ私」 見上げてくる淡は本当に残念そうにしている。 ここから梃子でも動くものかという意志は感じられない。 それでも選択を間違えれば機嫌を損ねた野良猫のようにどこかへ消える可能性があった。 美容院に行ったと思われる切り揃えられた髪に男が気づかない程度に施された薄い化粧。 服は流行りものでコーディネートされ、靴はおろしたてだ。 相当な気合いを込めたのか、素でこれだけできるのかはわからないが、流石に普段の美少女振りに拍車が掛かっている。 本性さえ知らなければ惚れてもいいぐらいだった。 一瞬だけ空を仰ぐ。 ビルに切り取られた薄暗い青空が見えた。 (弘世先輩の為にここまでする必要があるのか? そもそもこんなこと俺が責任を持つことでもないだろう) 怜さんが言っていた通りだ。別に俺が何もしなくても良き方向に転ぶかもしれないし、悪い方向に雪崩れるかもしれない。 それだって、そもそも俺が気にするべき問題でもないはずだった。 だが……。 「京ちゃん」 黙っている俺を呆とした顔で見る照さんがいる。 これが彼女の為になるかはわからないけれど、それでも俺は。 できることをやってみたいと思っていた。だから――これは。 弘世先輩の為ではなく、俺が、俺の為にすることだ。 「淡。部活に――」 動かない俺達に業を煮やしてか何か言おうとした弘世先輩を手振りで押しとどめ、淡の耳元で告げる。 「インハイまで真面目に部活に参加するなら……その間恋人役をやってもいい」 んん、と淡の眉が寄る。本気、と目で彼女は問うてくる。ああ、と諦めを含んだ感情で頷いた。 このぐらい代償を積まなければ淡が真面目になることはないだろう。 いや、と自嘲気味に思う。 もしかしたら俺がいることで淡も照さんも麻雀以外に興味を持ってしまったのではないかという悪い想像が脳裏を過ぎったのだ。 そんな影響力が俺にあるとは思えないけれど……。そうだったならそれは俺が原因だ。 淡は、その脳裏で何を考えているかわからないがへぇ、と悪戯を思いついた悪ガキのような表情をした後、艶めかしさを感じる仕草で唇を舐めた。 くるりと淡が自宅がある方向へと身体の向きを変える。ちょうど俺と向かい合うように。 ――私、今までのきょうたろーのこと結構気に入ってたんだけどなぁ。いいんだ。そんな約束して。 反応する暇はなかった。すれ違い様に抱きつかれる。弘世先輩が何かを言う前に淡は俺の首へと歯形をつけていた。 「痛ッ……」 ――100回屈服させてあげる。私のことが好きで好きでしょうがないようにしてあげる。 ボソボソと口元が動いていたが何を言っていたかはわからなかった。 ただ、淡に何か楽しみを与えてしまったことは確かだった。 「ちぇッ。つまんなーい。部活行くよ。すみれー」 「え、あ、ああ。助かるが」 俺を見ようとした弘世先輩から視線を逸らす。罵詈にしろ悪口にしろ感謝にしろ俺が受ける謂われはなかった。彼女の為にやったわけではないからだ。 視線を感じ、振り向けば照さんが常の呆とした表情で俺を見ていた。 「照さん?」 さて、この人には何を言おうかと思ったところで彼女はにこりと微笑む。 「ん、京ちゃん。京ちゃんも一緒に部室に来て」 「は? 照。部外者の立ち入りは……」 「今日は京ちゃんと一緒にお弁当を食べようと思っていたから」 弘世先輩は何かを言おうとしたようだったが照さんを見て諦める。 むしろその程度でこのよくわからない生き物の手綱が握れるならと自身を納得させたようだった。 「わかった。えっと、須賀くんはそれでいいのか?」 今の淡の傍に近寄るのは本能が警告を発していたが、今更後に退けるものでもない。同じ学校に通っているのだ。後回しにする意味もなかった。 (だけど、早まっちまったか?) 内心の畏れを棚上げし、ええ、と弘世先輩に頷いた。 弘世先輩はそうかと頷くと少しだけ楽になった表情で俺へ言う。 「正直助かったよ須賀くん。淡と照は扱いが難しいから」 「ええ、そうですか。弘世先輩のお力になれて光栄ですよ」 適当に話を合わせながら試算する。インハイは五月の後半。学内の掲示板で見た予定を思い出せばあと二週間程度だ。 二週間で淡をどうにかしなければならない。 好きになるという考えが浮かばない辺り、俺はやはり、淡を畏れているのだろう。 それに、と背後を振り返る。 「京ちゃん。手、繋ごう」 「はい。照さん」 この人の事も、また同様に。 俺はきっと、心の底から畏れている。 そして、それと同じく、どうにかしてあげたいと思っている。 それは淡に対しても少なからず持っている感情であることを自覚しつつも。 それが愛情なのか、友情なのか、それとも哀れみなのか。俺にははっきりとわからないのだった。 そして機嫌のよさそうな弘世先輩の相手をしながら俺は思った。 (よかった。この人は普通の人か) と。 カン
https://w.atwiki.jp/r2d2/pages/18.html
「二万八千九百九十六!」 汗を飛び散らせながら、歩は野球ボールを投げる。ボールは直線軌道を描き、ムチを打ちつけたような音を上げて珠生のグローブに収まった。 「だんだん、左手の感覚が無くなってきたよ」 珠生は歩以上に汗を垂れ流している。疲労と、左手の痛みのせいだ。 「じゃあもう辞めればいいのに」 八重は汗をかいていない。二人のキャッチボールを、ただベンチに座って眺めているだけだからだ。 日曜の昼下がり。珠生と歩は、公園でキャッチボールをしていた。ただしこれも勝負である。「デッドエンドキャッチボール」。相手に「疲れた」の一言を言わせれば勝ち。そのためならどんな手段を用いても構わない。 ACT.4 Encounter ~ウィザーモンはカユくない~ 「二万八千九百九十七……あ!」 珠生が放ったボールは歩の頭上を越え、公園のフェンスを越えて、あさっての方向に飛んで行ってしまう。 「あらま」 「なるほどな。こうやってオレの体力を削ろうって魂胆か! やるな珠生!」 珠生にそんなつもりはなかったのだが、歩は何やら勝手に勘違いをして、ボールを追って公園の外へ走って行ってしまった。 「やれやれ熱い男だ」 珠生はもう見えなくなった歩の背中にウインクを送る。 「今のうちに座って休んだら?」 八重はそう言って、自分が座っているベンチをポンポンと叩く。 「いや、それはフェアじゃないんでね……君と二人でベンチに座るってのはなかなかロマンチックで魅力的だけど。また今度にしておくよ」 珠生は八重にウインクを送ったが、八重はそれを避けるかのように顔をそむけた。 「さいですか」 「でもこれで少し休めるな……まぁ歩のことだから、あと十秒も経たないうちに戻ってくるんだろうけど」 珠生が八重にアルカイックスマイルを向けると、八重はまるで息を漏らすように短く笑ってそれに応えた。 三十分後――。 「遅いねぇ」 八重は砂場で遊んでいる子供のライ○ーキックを眺めながら、あくび混じりに呟いた。 「確かに……ちょっと見てくるよ」 「アタシも行く。どこかでブッ倒れてるのかも。キャッチボール二万とか、どう考えても尋常じゃないもの」 八重はベンチから腰を上げる。その際、思わず「ドッコイショ」と言ってしまい、眉間に皺を寄せて「あー」と後悔の声を上げた。 「ブッ倒れているってことはないと思うけど……僕がまだ立っていられるからね」 珠生と八重は、歩が走って行った方へ向かった。 「おぅあ!」 痴話喧嘩すら聞こえてこない閑静な住宅街の一角に、炎が燃える音と少年の声が響き渡る。 「危ねぇなコラ!」 「あなたが言うことを聞かないからです」 そこには二人の少年がいた。一人は歩。もう一人は歩よりも二回りほど小さく、珍妙な格好をした少年だ。まるで魔法使いが被っているような暗いブルーの鍔広トンガリ帽に、帽子と同じ色をしたマント。マントの襟はかなり高く、血色の悪い顔の下半分をスッポリと覆い隠してしまっている。マントの下のツナギのような服は赤と黄色のケバケバしい色合いで、ただならぬ雰囲気を醸し出す。そして何より気になるのは、手に持っている杖。先ほどはその杖から、火の球が飛び出してきたのだ。 「あなたは大人しく私についてくればいいのです」 小さな少年の声からは苛立ちが感じられる。 「『知らない人について行ってはいけない』ってのは日本人の常識だろうが! てかテメェは何もんだ!」 「ですから、ウィザーモンです!」 いまいち噛み合っていない会話に、ただでさえ攻撃されたことによって気が立っていた歩はついにキレてしまった。 「だぁーもうアッタマ来た! ブッ飛ばす!」 歩はその超人的な瞬発力で一気に間合いを詰め、「ウィザーモン」と名乗った少年の顔面目がけて拳を放つ。 「どおぉっ!?」 が、その拳はウィザーモンを捉えることなく、激しく空を切った。勢い余った歩は前のめりに転びそうになる。 「人間がデジモンに敵うわけがないのです」 いつの間にかウィザーモンは、歩の背後に移動していた。歩は振り返ろうとしたが、首筋に鋭い杖の先端を突き付けられていることを理解し、ピタリと動きを止めた。 「ですが……私が必要としているのは、そんな人間の力なのです」 シチュエーションからすれば完全に脅迫に見えるが、ウィザーモンの口調はむしろ懇願の色を帯びていた。 「ひとつ……いいか?」 歩は緊張していたが、恐怖は感じていなかった。歩はウィザーモンが悪いものではないということを本能で感じていたからだ。 「どうぞ」 「デジモンて何だ?」 「デジタルモンスター、略してデジモン。あなた方が住むこのアナログな世界とは別のデジタルな世界、『デジタルワールド』に住む生き物です。私のように人間に似た姿の者だけでなく、鳥や獣、虫や竜など、様々なタイプのデジモンが暮らしています」 「そうか。なんだか突飛すぎてオレにはイマイチ信じられないけどよ……お前はどうだ? 珠生」 ウィザーモンはハッとして周囲を見回した。「近くに仲間がいたのだろうか」と。歩はその隙を見逃さず、後ろ回し蹴りで杖をへし折った。 「案外モロいな! 弾き落とすつもりだったのによ!」 「何と!」 歩はウィザーモンのマントの襟を掴み、ウィザーモンの体をグイッと自分の方に引き寄せた。そして「さっきのお返し」と言わんばかりに、その喉元に手刀を突き付けた。 「オレはコイツで竹を切ったことがあるんだぜ」 「それは恐ろしい……」 ウィザーモンは少し苦しそうだ。歩はその苦しそうな様子を見てウンウンと満足げに頷き、改めて遠巻きに見ていた珠生と八重に声をかけた。 「珠生、お前は信じるか?」 「子供いじめちゃダメでしょ」 八重は腰に手を当て、歩を睨みつける。 「お前にゃ聞いてない」 歩はウィザーモンから目を離さずに答えた。 「僕は信じてもいいかな」 「流石はロマンチストだぜ」 「八重ちゃん、君も信じるよね?」 珠生が八重を窺うと、八重はバツがわるそうに「たぶんね」とつぶやいた。歩にとってはそれがとても意外であった。 「お前まで?」 歩は「気でも狂ったか」と言わんばかりに八重を見つめた。 「デジモンかどうかは知らないけど……珠生と見てた限りじゃ、その子が普通じゃないのは確かね」 「『その子』じゃないです……うぐ……ウィザーモンです」 ウィザーモンはやはり苦しそうだ。悪意はないようだしいい加減かわいそうなので、歩はウィザーモンを放してやる。 「歩、君は気づいてないみたいだけど……僕たちがここに来たとき、子供たちがこの住宅地の入り組んだ道を使って鬼ごっこをしていたんだ」 「子供だ? 人っ子一人通らないどころか、声すら聞こえなかったぜ?」 珠生は「まぁまぁ」といった感じで手をかざす。 「その子供たちはそこかしこを走り回っていたけど、ここから……そうだな、そこに淡い水色の壁の色があるだろう? あそこから十メートルくらい、ちょうどその犬小屋のある家の辺りまでを直径とした円の中には決して入らなかった。避けてすらいるようだったよ。実に奇妙だった。真っすぐ走ってても、『円』の直前まで来ると急に曲がるんだ。ほとんど直角に曲がったりもしてたな。それに、僕たちは『円』の中に入るまで、君たちが戦っている音や声が聞こえないことはおろか、姿まで見えなかったんだ。これは君の仕業と見ていいね? ウィザーモン」 珠生の話を聞いて歩は驚いたが、一番驚いていたのはウィザーモンだった。 「あなたは聡明ですね……結界の存在自体に気づくなんて」 「ケツがカユイなら掻けばいいだろ?」 「違うでしょ」 「結界だって? ウィザーモン、君はなんでそんなものを張っていたんだ?」 ウィザーモンはオレた杖を拾いながら答える。 「ケツはカユくないです」 「そっち!?」 「冗談です……私は、皆さんのように、この結界に入ることができる人物を探していたのです」 ウィザーモンは服のポケットからセロハンテープを取りだすと、折れた杖をペタペタと修復し始めた。 「それでなおるのか」 「この結界に入ることができる人って、何か特別なの?」 「君はそんな人物を探して、いったい何をするつもりなんだ?」 「たぶんなおるかと」 ウィザーモンは補強した杖を振り回し、ちゃんとくっついているか確かめた。心なしかグラついているように見える。 「まずそれに答えるの!?」 「君は何というか、実に個性的なやつだな」 八重は「あんたがそれを言うのか」という念を込めて珠生を見つめた。それに気づいた珠生は何を勘違いしたのか、ウインクを返してきた。 「お二人は仲がよろしいのですね」 「仲はいいけど、いや……違うって。そんなんじゃないから」 「そうだ! オレ達『三人が』仲良しなんだぞ!」 「ハァ……誰かアタシとツッコミ変わってくんないかな」 八重はわざと大きくうな垂れてみせる。 「では私が引き受けましょう」 「いや、君は質問に答えてくれないか」 「ですから、ケツはカユくないです」 「そこまで戻るの!? 」 「時には後ろを振り返ることも大切なんだぜ」 歩は八重の肩にポンと手を置く。 「うるさい!」 八重は苛立ってきたのか、歩をグーで殴り飛ばした。 「あの、そろそろ話を進めてもよろしいでしょうかね?」 「そもそもアンタが話をややこしくしてるんでしょーが!」 八重は激しく地団駄を踏んだ。その衝撃にセロハンテープの脆弱な補強は耐えかね、杖はまた二つに分かれてしまった。 「この結界に入ることができる人物は、デジタルワールドを救うことのできる人物です。それが具体的にどんな人間であるかということはちょっとした理由からお話できませんし、お話したところで今のあなた方にはまだ理解できないでしょう。そして私の目的は『デジタルワールドとあなた方の世界を救うこと』です。デジタルワールドを救うことは即ち、あなた方の世界を救うことになるのです。これも詳しくは言えません。二つの世界は密接に関係しているとだけ言っておきましょうか。そして最後に……別にケツはカユくないんです」 「しつこい!」 BACK LIST NEXT
https://w.atwiki.jp/30seconds/pages/158.html
は〜、相変わらずカッコイイわ北川くんは。 いずれは北川くんと結婚して〜、そしてあんなことやこんなことを――― 「―――てる?――いてるの?腐川さん!聞いてるの!?」 ふいに私を妄想の世界から引きずり下ろす声、邪魔だわ。 「…聞いてるわよ、柴田さん。確かに山下くんはカッコイイよね」 「舘ひろしの話なんですけど……腐川さん、また北川くんのことを考えてたの?」 私はできる限りの可愛さで頷いた。 柴田さんは、弁当箱をカバンから取り出しながら言う。 「…確かに北川くんはカッコイイわよ。学校で一番とか言われてるけど… でも向井さんがいるじゃん―――」 ――向井。この名前を聞くだけでムカムカしてくるわ。 私の恋路を邪魔するだけでなく、北川くんを惑わす魔性の女。 今もそこで北川くんと仲よさげに―― 「――てる?聞いてる?腐川さん?」 「…聞いてるよ。ちょっとトイレ言ってくるね。」 私は食べかけの弁当を無造作に机に置き、足早にトイレに向かう―― それにしても、この学校のトイレってなんでこんなに綺麗なんだろう。 汚れ一つない床。ウン筋一つない便器。定期的に処理されるゴミ箱。 そんなトイレの中でペーパーホルダーに収めてある 拭き紙をするるると巻き取り切ることが私の小さな幸せ。 なにか嫌なことがあったら、それをするためにトイレに来るの。 本当に気持ちいいわ、コレは。あ、それするるるるー♪ 「あはははは――――」 『―――人身事故のため少し遅れています』 学校が終わり、駅で帰りの電車を待つ。 なんの愛嬌もない駅内アナウンスが流れている。 別に人身事故が起きようが、全然興味がない。 それでも私が人身事故で気分を害されるのは、ただ、駅の人混みが嫌だから。 一刻も早くここから出て行きたいのに、それを許されない。そんな不満を一人口に出す。 「全く今日もいいこと無かったわ。なんでかし―――」 その時、私が見た光景は、私の口を黙らせるのに十分なものだった。 ――北川くんと向井が手をつないで電車を待っている。 ダメよ、ダメよ北川くんそんなことしちゃ、あの女に洗脳されちゃうわ。 早くその手を離しなさい! 「……あの女〜…」 北川くんを心配する気持ちと同時に、向井を憎み、妬む気持ちが湧いてきて 完全にそれが私の心をどす黒く染めた時――― 「――あんた、いい顔してるねえ」 気づくと隣には背の低い、顔には深いシワが刻まれていて、 それでいて妖しい雰囲気の婆が隣にいた。 !? まず私はびっくりした。いきなり婆に話しかけられたこともそうだけど なによりも、こういう時の私は人の話を聞くことができない。 それなのに、駅のざわめきの中で この婆の声だけは、やけに明瞭に、そしてスムーズに私の心に入っていった。 「気に入ったよ、アンタ。このアメ缶をもっていきな」 私もこの婆をすぐに気に入った。同じ匂いがするというか。 「ありがとう、婆さん」 「そのアメを嘗めるとね、時間を止めることができるんじゃ。 ただし、30秒しか止められないから気をつけて使うんだよ―――」 それだけ言うと婆は消え去ったかのように、その姿を人混みの中に消した。 ―――アメ缶の中にはアメが5つほど。 私は家に帰ると、まず婆から貰ったモノを調べた。 部屋に入り電気も点けず、夕日を明かりにアメ缶を見る。 なんの変哲も無い、ただの鉄でできた缶。それほど大きくない半透明のアメ玉。 とても時間を止めれる不思議な力があるようには見えなかったけど、 婆を疑う気になれなかったので、その検証はあとで。 それよりも使い方を考えよう。 まず時間を止めて〜、…そうだな、北川くんのズボンを脱がしちゃおう♪ そしたら〜…やっぱりその先の〜……―――― ――と、それはダメそれはダメ。 あくまでも、私は北川くんと幸せになりたいだけ。 そんな汚いことのために使ったりしないもん。 そうね、まずは向井をなんとかして、北川くんを解毒しなきゃ。 話はそれからよ。 解毒さえすれば、あとは時間をかけてじっくりと二人の愛を育むだけ。 そうすれば邪魔するものなんて何もないんだから――― アメ玉をひとつ口に運んでみる。 無。それが最初の感想だった。音、匂いが無くなる。さらに感覚さえも麻痺するような感じがする。 TVの画面は間抜け面をした司会者を映し出したまま、動かない。 その不思議な出来事を理解しようとすればするほど、 私はこれまでにない感動を感じ、でもそれ以上に頭がとろける様な不思議な感じがして―― 「――アン……」 ……いつにもなく興奮しているみたい。乳首もアソコも敏感だわ…… ちょっと久々に―――― ――――照明も点けていない薄暗い部屋で、私は蛇のようにベッドの上でうねる。 そそり立った黒い乳首は私の左手に弄ばれ、 右手はまるで意思を持つかのように、どす黒い女の部分をこねくり回す。 暴れまわる腰と呼応するように、女の部分から愛液―――いや、汁とでも言うべきものが あふれだし、それが更に右手を激しくさせる。 「――んああぁん!……あっダメよ……あっ、北川くぅん…あっ あっあっ…ダメ北川くん……イクゥゥ!!――――――――」 いつの間にか寝てしまったのだろう。 鳥のさえずりと母の怒鳴り声が聞こえ、カーテンからは太陽の光がこぼれている。 時計を見ると7時半を回っている。 急いで学校の仕度を済ませ、朝食のパンをくわえながら家を出る。 アメ缶を確認して、ナイフをポケットに忍ばしてから。 胸の高鳴りは、初めてジャニーズのライブにいった時のそれ以上だった。 「――さん。腐川さん」 お昼休み、柴田さんが私に話しかけてきている。 私は柴田さんに生返事を返しながらも、目線は確実に向井に釘付けだった。 「……分かってる、分かってる。舘ひろしはカッコイイよね」 「…ジャッキー・チェンの話をしてたんですけど……腐川さん、やっぱり話を――」 立った、向井が立った。トイレに行く……はず。 私は、なおも喋り続けようとする柴田さんをなだめる様に言った。 「……ごめん、ちょっとトイレ…」 私は席を立ち、向井の後について行く。手にはアメ缶を持ちながら。 「ふふふ、ビンゴォ」 向井がトイレに入っていく。 登校してから4時間ほど。私はこの時をどれだけ待ったことか。 教室でやっても良かったんだけど、それじゃあ教室が汚れちゃうんだから。 ―――向井が個室に入り、ドアを閉めるその瞬間、私はアメを口に放り込む。 動くものは無く、何も聞こえず、何も感じない。 そんな虚無の世界を私は突っ切り、トイレに駆け込み、向井が入った個室を開き。 ポケットに忍ばせておいたナイフを手にして、思いっきり――― ―――何の抵抗も無く、すんなりと刃が突き刺さっていく。 返り血は無かったわ。時間が止まるって不思議ね。 まるで私だけ違う世界にいるみたい。 根元まで刺さったナイフを向井から抜き取ることもなく、私はそのままトイレを後にした。 満足感と充実感にちょっと興奮しながら、それを抑えるようにゆっくりと歩く。 30秒経ったのかしら? 何か後ろから悲鳴のようなモノが聞こえてくる。 それはまるで、喉がはち切れそうなほどの金切り声だった。 安心して、向井さん。死ぬことは無いから――― ――――ちょっと、股間を゛さくっ゛としただけ。 私だって、人間よ、殺したりしないわ。 北川くんと一緒に幸せになりたいだけなんだから…… あの後ちょっとした全校集会があったり、パトカーが来たりしたけど 結局何も分からなかったみたいだった。当然といえば当然、ナイフに指紋が残らないようにしたし そもそも、その場に私はいないことになってるんだから。 ―――学校の近くの駅、私は時刻表を確かめている。 時刻表によると、もうすでに電車が通り過ぎた後。 次は特急電車、この駅には止まらないから、しばらく待たなきゃならない。 でも、そんな何もない時間も、今日は全然苦にならない。 学校での出来事の余韻に浸りながら、私は北川くんを探していた。 昨日もこの時間にいたのだから、今日もいるかもしれないと思い、 私は右へ左へと目を走らす。 「―――いた、北川くん…」 白いラインの上、北川くんは一人でぼんやりしている。 いつもの元気は無く、視線を下にやって、無表情で立っているが、 そんな姿もまたカッコイイ北川くん。 人をかき分けながら、精一杯の明るい声を出して駆け寄る。 「北川く〜ん」 北川くんは声に反応してこっちに目をやるが、 すぐに視線を戻し、さっきまでのように下を向く。 「えへへ、北川くん。残念だったね、向井さんのこと」 「…………」 「それでそのぉ……終わったことは早く忘れて――」 「なんでそんなにヘラヘラしてんだ?」 え? 何? 痴話喧嘩? 本当に照れ屋さんね北川くんは。 「え?でも、悲しんだってなんにもならないし、忘れて私と一緒に…」 「…お前ずっと俺のこと見てるだろ……キモイんだよ」 北川くんは呟くように言った。 線路は微かに震えている。 「そ…それは、北川くんが今ちょっと動揺してるからよ…ねっ?だから… 時間が経てば私のこと好きに――」 「百年経っても無理だから」 そう言うと北川くんは私から離れていった。 ―――え?どうして?私、北川くんのこと考えて刺したんだよ。 それなのにキモイだなんて……幸せになってほしいのに。 私と一緒になれば幸せになれるんだよ……… ――間もなく快速電車が参ります。大変危険ですので白線の内側に―― 快速電車が凄い勢いでやってくる。 かなりの質量を持った白が、風を切り、轟音をかき鳴らして 私達の前を―――― ―――電車が有り得ないタイミングで止まる。 口の中にはアメ玉が一つ。私は北川くんの方へ走り出し、 そして、渾身の力で北川くんの体を押す。線路の方へ。 北川くんの体は宙に浮き、その体は停止している電車の前に晒された。 ―――百年…心が変わるのに、それだけかかるなら…仕方ないよね。 全身に力をこめて北川くんの方を見やる。 これから、電車が通るはずの空間。 北川くんの周りに広がる、何も無い空間。 北川くんを待ち構えるかのように大きくその口を開けている。 そして私は――― ―――私は宙に浮く北川くんに抱きつくように…その空間に飛び込む。 北川くんにしがみつき、全力で抱きしめた。その感触を確かめるように。 目を閉じて、残された時間をただただ噛みしめる。 世界の全てが、静けさに包まれていて、 そんな中で口の中のアメ玉だけが、ゆるりと溶けていった。 「………何万年でも……一緒にいてあげるからね………――――――――――」
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/9375.html
登録日:2009/05/26(火) 21 54 05 更新日:2024/08/06 Tue 22 09 35 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 TOE もう一人の主人公 エターニア キール キールが木をキール キール・ツァイベル クマがミンツで冬眠中 クレインの前世 ツンデレ テイルズ パンツ フリーズランサー ポ二男 ミンツ大学 メルディの旦那 保志総一朗 大学生 学士 実は結構熱血 幼なじみ 激ガリ体型 運動音痴 名前 キール・ツァイベル 性別 男 人種 インフェリア人 身長 174cm 体重 51kg 性格 ツンデレ、慎重、融通がきかない、論理派 特徴 泣き虫、すぐ転ぶ、青髪ポニテ 声優 保志総一朗 ◇概要 テイルズ オブ エターニアに出てくるキャラクター。 リッド、ファラとは幼馴染みであり、小さい時に(主にリッドから)泣き虫で運動音痴ということをよくからかわれていた。本人はそのことをコンプレックスとして抱えている。 7才の時に両親と共に生まれ育ったラシュアンを出て学問の町ミンツに移り住む。 13才で学問の才能を見出され、ミンツ大学に飛び級で入学。最難関こと光晶霊学部の学士となった。 将来は王立天文台で働く事を夢見ており、その学力は伊達ではなく資料片手でかつ片言程度とはいえメルニクス語を喋れる。 しかし、オルバース界面に出現した「黒体」を危険な存在として前提し、黒体の影響で晶霊が連鎖的に崩壊し大変動が発生するという 「連鎖的崩壊仮説」 を唱えた事で教授たちの不興を買って事実上の追放状態になってしまい、必ずやそれを証明して夢の舞台に返り咲くべく本編時には離れの天文台に籠って研究を続けていた。 そんな折リッドたちがメルディを連れて彼の元を訪れた事で彼の物語が始まる。10年ぶりの再会も早々にメルディがセレスティアから来た事を知り、彼女を上手く利用すれば仮説を証明できると踏んでリッドたちの旅に同行する。 そしてメルディのメルニクス語の解読の為恩師であるマゼット博士の元を訪れた際、彼から「不可知なるものを学べ」とアドバイスを受ける。 本人はイマイチその真意を測りかねていたようだが…? ◇人物 論理と知識を重んじる学者気質で、目指したものへの探求心や向上心は非常に高くそのひたむきな姿勢を評価する者も少なくない。 だがその一方常識にとらわれやすく、やや頭が固く偏屈。その事はなりきりダンジョンやレディアントマイソロジーなどで、ハロルドやジェイド達から度々指摘されている。自分の中の知識を噛み砕く事も苦手なようで、口に出すとまんま教科書的な表現になってしまい他人に上手く説明できない。 当然、学説などとは根っから無縁のリッドやファラには全く通じず、リッドからは途中で居眠りされたりスルーされたりしてしまう。 メルディに裁縫を教えようとした際も手順や道具の説明を延々と回りくどく続けて『いつやり方を教えてくれるのか』とがなられてしまった。 また、頭の固さが災いしてかユーモアセンスはあまりなくダジャレはかなり寒い。どんなダジャレを言ったかは台詞集参照。 パーソナルスペースもかなり狭く、自分のペースに干渉される事を嫌う。 故にリッドとは幼馴染にも拘わらず終盤まであまり反りが合わず口喧嘩ばかりで、自由奔放なメルディの事は彼女がセレスティア人である事以上に最初は嫌っていた。…が? 融通は利かないが機転はそれなりに利き、咄嗟の判断でメンバーを救う事もある。 『ファンダムVol.1』では、仲間に扮した犯人が仕掛けた時限爆弾の最後に切るべき導線を知りながらあえてそれを隠してプリムラに委ねて犯人を動揺させ、自白に追い込んで見事逮捕した。 色気絡みについての免疫も無く、セクシーなバニーガールのお色気にたじろいでしまったり。 メンバーの中で終始安定した頭脳役。豊富な知識で状況を打破したり未知のコンピューターを操作したりその知性はやはり伊達ではない。リッド曰く「小難しい事を考える担当」。 また公の場での礼儀作法も心得ており、他メイン3人がそういうのとは無縁な事もあって交渉役などを買って出る事も多い。 好きな物はふわふわケーキ、オムライス、グラタンなど子ども舌。パスタなどへの拘りもそれなりにある。 嫌いな物は辛い物。魚は骨を取って貰わないと食べられない。 幼い頃はよくファラの実験的な料理の味見を無理やりさせられており、かつてはタバスコを無理やり食わされた事で辛い物が苦手になった。ファラ曰く「何でも食べてみないと分からない、食わず嫌いはいけない」との事だが実際はかなり危険な行為なので真似しないよう。故に辛い物が多いセレスティア料理も苦手。 概要にもあるようにリッドやファラほど体が丈夫ではなくこの事が強いコンプレックスになっており、晶霊術を学んだのもそんな自分を変えたいが為である。 この2人の身体能力が異常過ぎるだけとか言わない。 ◇戦術 リッドやファラとは違い魔術を使うタイプで、アタックするよりはサポートする側。 晶霊術の使い手であり、攻撃術も回復術も使う。 又、操作キャラにして居るとコマンド入力で詠唱時間短縮や、晶霊マクスウェルのゲージMAXでのアーチェ召喚など変わった面も持つ。 以下ネタバレ 道中、王都インフェリアにて王立天文台の長であるゾシモスに勧誘され願っても無い機会に幼馴染たちの命運と天秤をかけ、苦渋の果てにリッドたちと一度別れる。ゲームでは天文台での詳細は語られなかったが、キール主役の小説外伝やドラマCDにて暫くは研究に熱中するもゾシモスから研究から手を引くよう忠告され、口論の末に王立天文台は王政の一部でしかない事を悟り、学問は純粋に知識を探求するべきとしていたキールは天文台に失望してしまう。 そしてグランドフォール絡みの史料を全て燃やした上で逐電、風晶霊の谷にてリッド達と合流して共に旅立つ。 だがそれによりインフェリア騎士団から反逆者として追われる身になってしまった。 メインメンバー4人の中では唯一両親がまともな形で健在しており、曰く口うるさく過保護気味らしい。 セイファートの試練の中で両親との生活を追体験することになるが大切に育てられていることが分かり、不自由なく大学生活を送れているあたり経済力もある模様。両親を亡くして久しいリッドは自分にはない頭脳と優しい両親に恵まれている彼に羨望を抱いており、本編でのつっけんどんな態度もいくらかはここに起因している。 試練を通してキールのコンプレックスを知ったリッドは見解を改め、(キール本人にも気味悪がられるくらい)一転して親身に接するようになった。 王立天文台の一件でキールが反逆者となった際どうなったかは不明。類が及んでも仕方のないはずだが……。 メルディには当初は彼女がセレスティア人という事もあり差別心を抱いており、大学に返り咲くための踏み台くらいにしか考えていなかったが、次第に心惹かれるようになりメンバーの誰よりも彼女を気遣うようになった。最後にはプロポーズともとれるような熱い想いを彼女にぶつける。 過酷な旅路、数多の経験に触れる中でそんな閉塞的な価値観やコンプレックスに徐々に変化が訪れだし、「不可知なるものを知れ」の意味を理解するに至る。 両世界の分離後はロエンと共にセレスティアに残り、インフェリアに飛び立つ為のロケットをメルディやシルエシカの面々をはじめとした方々の協力を得つつ製作している。外伝ドラマCDなどではロエンやアイラ達と仲良くしてたりメルディの尻に敷かれつつイチャイチャしていたり楽しそうである。 ◇他作品では なりきりダンジョン2では黒水晶を2つ破壊した後狩人の森にてメルディと仲良く痴話喧嘩している所を主人公達になだめられる形で登場。 こっちではあまりツンツンしておらずクラースと学術やエロ談義に花を咲かせたりジョニーからイケメン扱いされていたりしている。本編では全く触れられていないが確かに容姿そのものは整っている。 主人公にモンスターの情報を調べて欲しい(スペクタクルズorインスペクトアイを使う)とクエストを依頼してくることもある。 主にインフェリアで契約する精霊関係の術を使役し、強力なフリーズランサーやナース、コンボ稼ぎや補助にうってつけなディレイ系の術、切り札にエクスプロードを覚えるのでかなり万能。水に耐性を持たない相手にはフリーズランサーを連打してるだけで戦闘が終わるほど。ぶっちゃけ相方のメルディよりずっと強い。 マイソロ2にはキールの唯一のデレ要員のメルディがいないためツンツンしまくりである。 マイソロ3では晴れて夫婦共演を果たす。よかったなキール。 ちなみにマイソロ2では全術士キャラでも上位の性能を誇っており、マイソロ3でも相変わらずの性能に加え強力な秘奥義(全体大ダメージ+全回復+戦闘不能を含む全状態異常回復)まで追加された。 『ファンダムVol.1』ではオリジナルキャラクターであるプリムラ・ロッソなる残念系美少女(*1)に無理やり「晶霊探偵部」の一員にされてしまっており、それでも何だかんだ難事件を解決していくが、ある日評議会の陰謀で特級学士認定試験の問題を盗み出した罪を着せられ投獄されてしまい、プリムラを主人公に評議会の陰謀を暴きキールを救いだすアドベンチャーが繰り広げられる。 更にその外伝のドラマCDでは原作でもちょろっと姿を見せた学友サンク・リサジューとも協力し3人で巨悪に立ち向かうという、原作での孤立ぶりが嘘のようなリア充生活を送っている。 ◇台詞集 「触るな!得体の知れない奴だ…用心にこしたことはない」 「信じてくれなきゃ、ぼくだっておまえを信じることが出来ないだろう!!」 「…その、なんだ、つまりまあ…気をつけろよ、な」 「そんなこと言うな!ずっと一緒に生きるんだ……何があっても…」 「キールが木をキール!!」 「えっと…、カンペはどこだ?くそ、忘れてきた!」 ちなみにマニュアル操作時にジャンプ攻撃すると急降下する。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 内容うっす; -- 名無しさん (2013-08-26 00 12 41) 子供キールも操作できます -- 名無しさん (2014-02-01 20 16 59) 在学中も女子と2人っきりの部活動に入っていたいうリア充。 -- 名無しさん (2014-03-07 17 54 54) 今やり直すと一番可愛いのはこいつ -- 名無しさん (2014-04-16 15 22 06) 最後の絶叫告白で漢を見せてくれた奴。 -- 名無しさん (2014-11-16 15 56 41) 虚弱虚弱言われるが幼馴染二人が人外過ぎるからなぁ・・・。 -- 名無しさん (2015-11-03 17 01 33) キールが木をキールはやっぱりみんな印象に残ってたんだなww -- 名無しさん (2015-11-03 18 21 31) ↑そりゃ劣等感も増すて -- 名無しさん (2015-11-21 10 21 18) ☆の熱血主人公が見たいと思ってたけどキール役なの忘れてたで御座る -- 名無しさん (2015-11-21 10 47 18) まあ大概の武器を扱える我流猟師と肉体そのものが武器の格闘家娘に比べたら相対的に虚弱だろうな -- 名無しさん (2015-11-21 11 02 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sakanaradio/pages/26.html
カミナリグモ(かみなりぐも)とは日本の音楽ユニットである。 説明 逸話 ライブ会場での名言・迷言 外部リンク 説明 上野啓示(Vocal、Guiter)、ghoma(Keyboard)から成る2人組バンド。 2010年7月、マキシシングル【ローカル線】でメジャーデビュー。 見過ごしがちな日常の輝きを拾って磨いたような上野の詞曲と、情感豊かなghomaのキーボード演奏が噛み合う素敵ユニット。 正式メンバーにリズム隊が居ないため、ライブ・レコーディングの際は鈴木淳(fragments)、森信行(ex.くるり)などのサポートメンバーを迎えている。 アンコール時など、稀に2人だけのアコースティック編成で出てくることがある。 上野はかねてより山中さわお(the pillows)の大ファンを公言している。 近頃(2011年中盤以降)はライブバンドとしての安定感が出ており、サポートメンバーのいい意味での遠慮のなさ(演奏もMCも)を見ることが出来る。 メジャー2ndフルアルバム『SMASH THIS WORLD』絶賛発売中!11/5(土)より各地でインストアイベントを実施。 2011/12/4よりSMASH THIS WORLDツアースタート。その前日には下北沢Club Queでのアンプラグドライブも。 逸話 瀬島がミナミホイール2010で観て以来、肴ラジオが最初期から猛烈にプッシュしているアーティスト。 毎月必ず話題に登っている。なぜなら2010年11月以降、5ヶ月連続でライブに参戦しているためである。(主に瀬島が) 上野・ghomaともにとてもフレンドリー。物販で買い物する時、必ず彼らの方から握手の手を差し出してくれる。二人ともおててあったかい(瀬島談)。 瀬島はghoma推しだが、ライブでは好きすぎて近くに行けないらしくghomaと反対側に陣取る事が多い。乙女心。 「広島カープファンなので大阪は完全アウェー」という上野の発言を聞くたびに虎党のマッキーノは申し訳ない気分になる。 プロ野球にそこまで興味が無い瀬島はとりあえず見守っている。が、広島でのはじけたMCと大阪でのアウェイぶりを比較してちょっとしょんぼりしている。 ライブ会場での名言・迷言 「こりゃ対バンしたら食われるなって」(初めてFoZZtoneを見たときの感想を述べる上野:2011/12/8 梅田Shangli-raにて) 「また全国色んなところでやるので……来てもいいですよ」(STWツアー初日の上野:2011/12/4 下北沢Club Queにて) 「短い夏の物語を思い浮かべながら聴いてください、Scrap Short Summer」(上野) 「さわおさん、真面目なんだよ」(上野:2011/4/18 梅田Shangri-laにて) 「いいね、ワンマンって。……僕たちのこと嫌いな人が一人も居ない!」(上野:2011/7/28 南堀江knaveにて) 「なるほど~……」(上野:2011/6/15 アメリカ村ganja/acidにて) 「音楽を、一生の仕事にしていけたらいいなって」(上野) 「生まれ故郷なのに大阪は全然人気無くて、もうほんとアウェイだったんだけど、最近はちょっとずつよくなってきてて。ほんと、大阪が嫌いじゃなくなってきた(笑)」(上野) 「ミュージシャンやってますって自分で言いに行くのもシャクじゃない?だからあっちから気づいて書かれるくらいには売れてやるぞ、って(笑)」(上野:2011/7/28 南堀江knaveにて。母校の同窓会会報に、自分の近況が『行方知れず』と書かれていたことへのコメント) 「来てください!(笑)」(上野の「来てもいいですよ」発言に慌てたghoma:2011/12/4 下北沢Club Queにて) 「うるせえよ(怒)」(機材トラブルを上野にさんざん突っ込まれ、笑ってキレたghoma:2011/12/3 下北沢Club Queにて) 「LOVE LOVE LOVEとかけまして、今日のお客さんとときます。どちらも愛に溢れているでしょう!」(その心は?を忘れたghoma:2011/1/22 南堀江knaveにて) 「知ってる人に見られてるって全然思ってなかった~恥ずかしい!(笑)」(ghoma:2011/6/16 心斎橋Club Quattroにて。前日行われた上野と山中さわおのライブ中、一人客席で酔っ払ってたのを瀬島に見られてたのを知って一言) 「…ふーん……」(口笛を吹けないことで鈴木淳にいじられ、「可愛いなって思ってんだよ?」とフォローされたときのghoma:2011/7/28 南堀江knaveにて) 外部リンク 公式サイト
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2777.html
前のページを読み直す / 表紙へ戻る 《『王宮日誌 シャルロット秘書録』より》 タルブでの戦闘から、数週間後。私は、ルイズの実家であるラ・ヴァリエール公爵家を訪ねていた。 ワルドとの結婚が、正式に決まったそうだ。戦友として、私やキュルケも呼ばれた。 あの瞬間、私は『エア・カッター』で因縁あるセレスタンの首を斬り飛ばしていたが、 その場所からトラクスとワルドが闘っているところが、ちらりと見えた。 何事かを叫び続けるトラクス、怒り狂い、杖を振り上げるルイズ、トラクスに駆け寄られるワルド。 トラクスの魔剣がワルドの右腕を斬り飛ばしたと見えた瞬間、爆発が起こった。 それは、水の蒸気がルイズの起こした『爆発』によって誘爆したものらしい。 タルブに隠されたトリステインの秘密兵器『破壊の車輪』が、蒸気の内圧に負けて次々と破裂していく。 メンヌヴィルはキュルケを蹴り倒し、窓へ火の玉を放って大穴を穿ち、外へと飛び出した。 私はキュルケを助け起こし、シルフィードを呼んで脱出する。逃げた敵は追わない。 「ルイズは!? ルイズはどこ!?」 一際大きな爆発が、ルイズたちのいた辺りを吹き飛ばす。キュルケは褐色の顔を蒼白にした。 「嘘………!!」 しかし、ワルドはルイズを片腕で抱きかかえ、『フライ』で脱出していた。 トラクスも飛び降りたようだったが、生死は分からない。メイジでない彼なら、この高さから落ちれば死ぬ。 陽動していた土のゴーレムも、石弾を浴び続けて穴だらけになり、崩壊する。 ワルドとルイズは、私のシルフィードに乗り移ると、無言で倒れ、気絶した。 やがて、トリステイン王国の艦隊が彼方からやって来る。 アルビオンによる侵攻軍の残存戦力は、これによって無力化されることになろう。 ラ・ロシェール及びタルブでの激しい戦いは、終わった。続くのは、アルビオンへの侵攻だ。 私はシルフィードを、旗艦『メルカトール』へ向かわせた。 その数日後、王都トリスタニアは戦勝に沸いた。 凱旋式、両殿下の結婚式と即位式が続き、諸侯・民衆の戦意は否応なく盛り上がる。 歴史が、時代が大きく動き始めた。その只中にあって、賞賛を受けるのは両殿下(陛下、か)と、 『救国の英雄』となったワルド子爵。グリフォン隊全滅と『破壊の車輪』崩壊の責任はあったが、 彼が国を救いルイズを取り戻した功績に変わりはない。すぐに論功行賞会議が開かれ、彼は伯爵に叙せられる。 「トリステイン万歳!! テューダー王家万歳!!」 「キャ――ッ、ワルドさまこっち向いてェ―――ッ!!」 「ウェールズさま、最高―――ッ!!」 「アンリエッタさま万歳――――ッ」 私とキュルケも、一応馬に乗って凱旋式のパレードに顔を連ねる。 「ほらタバサ、今日は貴女も救国の英雄よ! 笑顔よ、笑顔! シュヴァリエに叙勲されるのよ!」 「私は精霊勲章。……マザリーニ枢機卿も、国を救った事に違いはないのに」 「普段からの人気の違いってやつよ。『鳥の骨』とイケメン王侯貴族じゃあ、そりゃあね。 いいじゃない、歴史の善悪功罪は、後代の人間が好き勝手に定めるものよ。 枢機卿も勿論立派な方だもの、分かっている人間は、分かっている。それでいいじゃない」 お祭り騒ぎは一週間以上も続き、各国の要人も学院内を行き来する。 ガリアでいい扱いになっていない私には、あまり居心地がよくなかった。 キュルケに学院での対外関係を任せ、私はまた、あの『図書館』へ篭る日々に戻る。 ついでにユリシーズも、私の召使いという名目で、実家を守る執事のペルスランに預けた。 ……そう言えば、ユリシーズと言えば古代の英雄で、魔女のキュルケを愛人にしていなかったか。 偽名とは言え、大層な名前を名乗ったものだ。 ルイズは、あれからしばらく病床に臥せっていた。怒りと爆発の衝撃で、頭に血が上りすぎたらしい。 彼女への評価は散々だ。人質となって多数の死傷者を出し、蛮人を取り逃がし、『車輪』を崩壊させたのだから。 近々、自主退学させられるそうだ。まあ、ワルドが引き取るからいいようなものの。 見舞いに行くのも億劫だったので、キュルケからここ数ヶ月の出来事をいろいろ伝聞する。 ワルドが腕に義手をつけた事。ギーシュがモンモランシーと繰り広げる痴話喧嘩の事。 コルベール先生が例の『破壊の車輪』の設計図を見て、感激と興奮で卒倒した事。 トラクスに盾にされ、矢を顔と胸に受けた使用人の少女が、実家のタルブに帰って養生していること。 マリコルヌが腹の刺し傷を悪化させて死んだ事。いろいろだ。 私は、ユリシーズとアルビオンで書き記した『トラクス伝』の編集に余念がない。 ちなみに、日記と一緒にキュルケに見せたら、こんな反応がかえって来た。 「面白い!! これ、書籍化すれば絶対売れるわ! ノンフィクション部門で大ヒット間違いなし! もうちょっと細部を膨らませれば、演劇化もいけるわよ! タニアリージュにかけられるわ! 時事ネタもバッチリだし、蛮人の剣劇あり、魔法戦あり、年増の恋愛に少女の淡い恋! くーっ、楽しみね! 版権と印税はツェルプストー家に頂戴!!」 とりあえず、『エア・ハンマー』でつっこんでおいた。 そんな事もあり、私とキュルケは、ルイズとワルド伯爵の結婚式に参列した。 ラ・ヴァリエール公爵も満足そうだ。公爵家の女性陣は二人ほど、棘棘しい雰囲気を纏っていた。 「あ~~ら、アカデミーにお勤めのエレオノールさま27歳独身、ご機嫌麗しゅう。 本日は、バーガンディ伯爵はご一緒ではないのですか? こんなにお目出度い席ですのに」 露出度の高いドレスを纏うキュルケが、公爵家の長女に話しかけた。 「まあまあ、ツェルプストー家の娼婦殿、貴女こそ御機嫌よろしく。彼とは生憎、別れましたの。 末の妹に先を越されて、少々焦りを感じておりますわ。貴女もそろそろ、身をお固めになったら?」 「それはお気の毒。私は恋人が両手両足の指を使っても足りないほどおりますので、相手には事欠きませんの。 一人二人、ご紹介して差し上げましょうか? カトレアさまにも、先を越されませぬように……ほほほほほ」 「をををほほほほほほほほほほほほ、ぐえっゴホッゲホッ」 エレオノールとキュルケ、二人の周りは禍々しいオーラに包まれ、誰もその一帯には近付かない。 物静かな公爵夫人の周囲にも、スクウェア級の風のオーラが轟々と吹き荒れていた。 私は宴会の料理を貪り喰うのに余念がない。シルフィードもよく食べている。 流石に公爵家令嬢の結婚披露宴、料理も最高級のものを出していた。 それから、また数週間後。私は、新婚のワルド伯爵家に呼ばれた。 ルイズは、両親と王宮からの厳命により、ワルド家の領地から出る事を許されていない。 事件に対する懲罰の意味もあるが、何より彼女の使い魔、蛮人トラクスの再来を恐れての事だ。 ……そう、トラクスの死体は見つからなかった。魔法を総動員して調査した結果、公式には『死亡扱い』となった。 しかし、彼が伝説的な戦いで見せ付けた『恐怖』は、今も生きている。私もそれを、書籍によって広めた。 王侯貴族の体制を揺るがす、超人的強さの蛮人。国王や強いメイジを、魔剣で殺しまくる悪漢。 平民の間で密かに人気のあった『土くれ』のフーケが、彼の仲間だったとの情報も伝わり、 蛮人トラクスの悪名は『イーヴァルディの勇者』に次ぐものとして人口に膾炙し始める。 殊に若い男の間では蛮人ブームが起き、投弾帯(スリング、フロンド)をファッションとして身につける事が流行している。 そう、今王都トリスタニアで反体制派が暴れている、通称『フロンドの乱』の発端だ。 タニアリージュでは『蛮人もの』が大流行し、私にも結構印税が入った。 王家では取り締まりに必死だが、英雄ワルド伯爵を表の主人公に据えれば、あまり文句は言えない。 彼、トラクスは、きっと生きている。噂ではゲルマニアの東の果てにいるとも、アルデラの大森林に潜んでいるとも、 ガリアの南の果てからエルフの住まうサハラへと旅立ったともいう。どれもありそうな事だ。 フーケ……マチルダや、メンヌヴィルの行方は杳として知れない。恐らく生きているだろう。トラクスと一緒かも知れない。 そんな事情もあって、私の立場はトリステインでは微妙なものとなっている。 ガリアへ帰ろうか、と思っていた矢先、ルイズに呼ばれたのだ。ワルドはアルビオンへの遠征準備のため、王都にいる。 ……ルイズ・フランソワーズの顔つきは、まるで白昼に夢見る人のようだった。 「お久し振りね、タバサ。待っていたわ……」 私はワルド邸の応接室で、彼女と静かに語らった。 「時折、夢を見るの……トラクスの意識が、主人である私に断片的に伝わるのかも知れないわ……」 「夢、を」 「そう。ぶわあっと広い広い草原が目の前に見えて、私は馬に乗って駆けているの。 いい風を受けて、どこまでも続く青空と平原の中をね。馬蹄の響きが、リズミカルに……。 タカタン、タカタン、タカタン……。それから『さあ……帰ろう……』って……声がするのよ」 夢を、見ている。彼女は、夢を、見ている。 「私はずうっと待っているの。 私は……たまにだけど、時の波……波動のようなものが見えるの。 貴女にはわからないでしょうけど……私には大きな力が―――そうは見えないでしょうけど―――あるのよ! 竜やフネを軽く吹き飛ばすほどの……」 そう、彼女はまだ、夢を見続けている。ああ、やっぱり、そうだったか。 「私は……巨大なあらゆる邪魔物を粉砕し! この国を守る事ができる! どうか信じて欲しいの……!」 私は、こう思うのだ。使い魔は通常、主人に最も相応しい存在が「運命」によって選ばれる。 私が風韻竜の幼生を引き当てたように、彼女はトラクスを引き当てた。 周囲から蔑み続けられ、癇癪持ちの傲岸不遜な、一種歪んだ精神を持つようになった彼女は。 そして、使い魔の所業は主人の責任に帰せられる。彼は女性を犯したり、主人を殺したりする事はできなかった。 しかし、人殺しは造作もなく、何の障害もなくやってのけていた。アルビオンの国王さえも、彼の手にかかった。 戦士もメイジも、老若男女も関係なく、彼によって殺された。 ……それらは皆、ゼロのルイズが《心の底から願い、求め訴えた》事だったのではないか、と。 「またおいでなさい、トラクス! いや……お前は必ず『ここ』に帰って来るわ!! 待っているわよ!! 何年でも! 何十年でも……!!」 (完)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20350.html
登録日:2012/09/02 Sun 08 10 19 更新日:2024/09/10 Tue 10 30 09NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 DM DMキャラクター項目 エンジェル・コマンド ショタ化 デュエマ デュエル・マスターズ バクラ ホワイト ライバル 初代ライバル 幼児退行 本名不明 男の娘 白凰 皆川純子 聖人君子 裏切り者 裏切り者←読者の期待の 闇堕ち もしかして 獏良了? △メニュー 項目変更 -さぁ、闇のゲームの始まりだぜ!- -これより完全決闘を開始する!- -アニヲタWiki- 白凰とは『デュエル・マスターズ』に登場するキャラクター。 CV 皆川純子 主人公切札勝舞の最大のライバルであり、味方キャラになる事もあれば敵キャラとして立ちはだかる事もある。 【特徴】 光のカードを保護する白凰家の一人息子。13歳。好物は煎餅。 銀髪のロングヘアーで常に正装をしている。 頭脳明細で心優しい性格だが、登場当初は後述の出来事が原因で半ば鬱状態になっており弱者を貶すような残忍な性格だった。 勝舞とデュエマした事により心を開き、互いをライバルとして認め会うようになる。 何度も命の危機にさらされても加害者を恨み深く妬まない聖人のような心を持つ。本人曰く「勝舞君と出会ったからここまで変われた」とのこと。 【活躍】 ☆原作 before 「デュエルを楽しむ事」をモットーに純粋に黄昏ミミらとTCGをプレイしていた。 そんなある日、白凰家が守っていた光のカードを狙いに不亞家のデュエリストであるG(ゲドー)がやって来た。 白凰は必死の覚悟でデュエルするものの歯が立たず、ダイレクトアタックされそうになった所を白凰の母が庇い死んでしまう。 母親と光のカードを奪われ絶望していた白凰の前にマスターと名乗る男が現れ、「勝つ事だけに専念しろ」と言われ百戦錬磨のMTGプロになった。 無印 MTGのプロ集団白い騎士団のリーダーとして初登場し、勝舞との最終決戦を境にDMに復帰する。 その後、Drルートの元でDMの修行する。 バトルアリーナに参加することになったが、かつての部下だった邪藩牛次郎の策略により瀕死状態に陥るが奇跡的に助かる。 その後ザキラに記憶を抜かれショタ化した所をゲドーに拉致される。 FE W(ホワイト)として活動する。詳しくはリンク先を参照。 SX ホワイトの悪事の償いとしてザキラ救出に協力する。 死闘の最中で命を落とすが、勝舞のデュエルマスターの証の力により復活する。 数日後。かつてデュエルの神殿に在籍していた黒城凶死郎とデュエルする。 キング バトルアリーナ開幕直後の時間軸にタイムスリップしてきたジョーと邂逅。 まだお披露目前だったアルカディアスを、ジェンドルを倒す為にジョーにせがまれるも、直後にジェンドル率いるガットルズに襲われる。 マギの超能力で昏睡させられるが、ジョーとジェンドルのデュエマが終わる頃に目覚め、今度はガットルズの5人と多面打ちデュエルを展開。 20年先のカードパワーを物ともせず戦うが、流石に5対1の状況な上超能力のダメージが残っておりハイドとヒミコによって殺害される(11年ぶり4度目)。 ☆アニメ 無印〜チャージ 最初からデュエマをしていた事以外は大体原作と同じ。 ゼロ プロフェッサーマーチの偵察の為に彼の手下になる。「デュエルは勝つことが全て」というモットーを持ち、勝舞と敵対する。 キング 『キング!』にてハイドと対戦し、アルカディアスを奪われてしまっていた。 それでも【白騎士】らしきデッキを使用し、ジョーを追いかけてジェンドルと共にやって来たジェレミーを倒すなどデュエマの腕前は健在。 その後、ジョーがジェンドルを倒した事でドルファディロムがバロムとアルカディアスに戻り、更にアルカディアスが2枚に分裂した事でアルカディアスが手元に戻って来た。 【使用デッキ】 光文明主体のエンジェル・コマンドデッキ 切り札は 《聖霊王アルカディアス》 《聖霊王エルフェウス》 《龍聖王ウルファウス》 《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》 etc. ショタ化した時は火・闇文明の《崩壊と灼熱の牙》シールド破壊デッキという白凰らしくないデッキでJ(ジェイソン)&K(キルミー)に勝利した。 【特技】 完全決闘(パーフェクトデュエル) 宣言と同時にシールドを一枚もブレイクされずに勝利すること。考案者はイエスマン。 ホワイトアウト 顔面を白く光らせ無心状態になる。手抜きと言わない 【余談】 初期の外見と性格からよくバクラに似ていると言われていた。その為かDM移行後のキャラデザが変更された。 初デュエルがMTGではなくDMにである為に、「マジックの腕前が見たかったよ!!」や「なんで路線変更したんだよ!」という読者からのクレームが絶えなかった。(*1) 更に過去の話の矛盾や死に設定、親の仇であるガルドと手を組む等、何かと物議を醸しがちなキャラクターである。 神殿のマスターの正体はガルドの元リーダーゼウス。 ザキラにZの称号を剥奪された屈辱により彼も勝つ事だけに専念するようになり、白凰に徹底指導を施した。 ちなみに余談であるが、この「白鳳」という名前は名字なのか名前なのかが未だにわかっていない。 ある時は「我が白鳳家に伝わるカードの一つ!聖霊王アルカディアス!」と言ってみたと思えば、回想で彼の母が「逃げて!白鳳!!」と叫んでいるシーンがある。 まさか「白鳳白鳳」というアグレッシブでファンキーな名前というわけでもあるまい…。 性格もあまり安定しておらず、ほどんどの場合外的要因で性格が変わっていた為、彼本来の性格がわかるシーンは意外と少ない。 これより。完全追記・修正(パーフェクトエディット)を始める!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 獏良www -- 名無しさん (2013-08-02 11 23 43) デュエルマスターズの白凰と獏良 -- 名無しさん (2013-08-02 12 50 17) ↑間違えた、デュエルマスターズの白凰とデュエルモンスターズの獏良、性格だけでなく登場作品の名前まで似てるという奇妙な縁 -- 名無しさん (2013-08-02 12 52 16) キャラのデッキがぶれやすい漫画版でヘブンズ・ゲートデッキを貫き通したのはかっこいい -- 名無しさん (2013-08-03 16 45 30) 結局下の名前は何なのさ -- 名無しさん (2013-09-28 18 43 39) 別のカードアニメでも光属性 白凰「ボクがやる!やるべし!!」 -- 名無しさん (2013-10-19 19 37 38) これだけ頻繁に敵になったり味方になる主要キャラは珍しいな -- 名無しさん (2014-02-27 02 41 42) ↑遊戯王ゼアルにはナッシャークさんという白凰並みに敵と味方をいったり来たりしてる奴がいるんだ -- 名無しさん (2014-04-14 19 17 22) やっぱ唐突にDMになったことに不満を抱いてた人は多かったのね、せめて白凰戦終わってからでも…… -- 名無しさん (2014-10-09 13 50 45) 書道30段でまるで印刷のように達筆という一発ギャグ設定 -- 名無しさん (2015-10-19 23 11 17) シリーズの度に死んでるから、もはや死に芸と言っても良いよなw -- 名無しさん (2016-02-08 23 30 34) 君たちのデッキでは勝てないというとんでもない暴言を吐き、代わりに自分のデッキを使わせるリアリスト -- 名無しさん (2016-07-31 06 31 04) コロコロコミックで初めて読んだ回が白凰の母が死ぬ回で衝撃的だった -- 名無しさん (2016-09-05 02 14 32) 偶然にもルシファーはプリキュアで、白凰はセーラー戦士になった。 -- 名無しさん (2017-01-20 11 35 06) VSシリーズに黒城、ザキラ、勝舞は出てきたのに出番なかったなこいつ -- 名無しさん (2017-01-26 23 37 04) ↑一応社長の台詞の中(昔僕をいじめていた奴)で登場した。 -- 名無しさん (2017-01-26 23 46 43) 母の件があるとはいえ正直許されないことはしてるよな、改心後の牛次郎の復讐も自業自得と認めてたし -- 名無しさん (2017-01-27 00 13 33) こいつの再登場は結構期待されてたがな、勝太じゃ勝てる気はしないが -- 名無しさん (2017-02-05 16 48 07) 自分が弱かったせいで母親が目の前で殺され、マスターに唆され冷酷に。でも内心自分が悪だということを認めていて、勝舞にさせるはずったとどめの一撃を中止して慟哭する…とかなり劇的なデビュー戦 -- 名無しさん (2018-09-07 16 06 45) キャラ変の頻度と激しさでは、シリーズはおろか、他のTCG作品でも右に出る者がいないと思われる。アニメで全部完璧に演じ分けた皆川さんはすごい -- 名無しさん (2020-01-07 22 30 39) 爆弾デスマッチでベルトが爆破したりイエスマンに負けて死にかけたり炎に焼かれた勝舞を助けるため命を捧げたりとシリーズの度に死にかける…が生還もする中々の死ぬ死ぬ詐欺キャラ -- 名無しさん (2021-01-03 19 06 34) 他作品だけど黒江クロエとかいうのがいるから白鳳白鳳でいいんじゃね? -- 名無しさん (2023-09-10 14 31 03) ほぼプリキュアアラモードのジュリオとピカリオだわ。ロングヘアーだし罪悪感に苛まれるところそっくり。強さだけを追い求めるところも。 -- 名無しさん (2024-04-26 14 55 55) あにまん掲示板から来ました!聖地巡礼 -- 名無しさん (2024-07-11 00 35 05) 編集者:126.245.11.102について、2024/05/03 (金) 21 45 18にコメントプラグインを削除した件で荒らし報告ページに通報しました。申し開きがあれば荒らし報告ページまでお願いします。 -- 名無しさん (2024-07-14 13 58 05) 同一個人によると思われる大量の連投コメントをコメント整理に関する相談ページに報告しました。 -- 名無しさん (2024-07-28 21 23 01) まぁスピンオフでもミミを踏んづけて詫びいれないのも問題だけどwスピンオフでも意外と薄情なんだよなw -- 名無しさん (2024-08-06 15 20 27) 精神世界で勝舞と痴話喧嘩するシーン見たかった。 -- 名無しさん (2024-08-30 12 55 10) 第三者が白凰の部屋を荒らすシーンとか見てみたかった。特に牛次郎とか。 -- 名無しさん (2024-09-09 15 11 37) FEで事切れた白凰を第三者が運んで母親の墓前で騎士団の写真にナイフを突き刺して自殺に見せかけ絶命するシーンも見てみたかった。 -- 名無しさん (2024-09-10 10 30 09) 名前 コメント